ボランティアインタビュー

「ここがわたしの居場所」もこもこボランティアを通して、生きやすくなった毎日

インタビュー動画はこちら↓

もこもこ第一期ボランティアメンバーでフォロワーコミュニケーションチーム所属のmariさん。

インスタグラムを中心にコメント・DM返信に対応し、HSP気質をもつフォロワーさんと日々交流を図っています。

心を包み込むような優しさと温かさを感じる文章に、フォロワーさんからは、「救われた」「今日も生きようと思う」といった声が多くあがっています。

いまでは、だれかに寄り添う文章を紡ぐmariさんですが、かつては「周りの人と違う自分」に悩み、生きづらさを感じていたそうです。その長年の苦しみを解消してくれたのが、もこもこでのボランティアメンバー活動だといいます。

「わたしはひとりじゃないんだなって思えるんです。この場所なら安心して本音を話せるし、自分らしくいられる。もこもこの活動は、わたしの元気の活力でもあるし生きがいにもなってるんです」

HSP気質をもつ自分を受け入れ、気質を活かすと決意し飛び込んだもこもこボランティア。約半年間にわたって活動してきたことでmariさん自身に起こった変化について、お話を伺いました。

 

mariさん
プロフィール
もこもこボランティアメンバー第一期。コミュニケーションチームに所属後、活動の幅を広げインスタグラムチームにも所属が決定。HSP気質をもつ人たちに寄り添う気持ちを大事にしながら、文章を紡いでいる。
やもちゃん
プロフィール
病棟・クリニックにて約8年の看護師経験を経て、現在はインタビューライターとして活動もこもこと出会い、HSS型HSP気質であると認識し救われた一人。自分らしさを大切にしたいと願うHSPのお手伝いをするため奮闘中。

 

「神経質だよね」の言葉に苦しんで

やもちゃん
やもちゃん
mariさん自身がHSP気質だと気付いたきっかけはなんでしょうか?

mari
mari
イルセ・サンさん著書の「鈍感な世界で生きる敏感な人たち」を読んで気付いたのがきっかけです。

本の中で書かれているHSP気質の特徴に自分が当てはまることばかりで、長年「なんだが分からないけど、生きづらい」と感じていた心のもやが晴れたような気がして、ホッとしたのを覚えています。

やもちゃん
やもちゃん
どんな生きづらさを感じていたのでしょう?

mari
mari
子どもの頃から、周りの人や環境の変化に敏感で、些細な音や光が気になっていました。

「周りの人に音が気になるの」と話しても共感してくれることはなかったですし、最終的には「気にしすぎ」と言われる。

子どもながらに、自分の感覚は周りの人とは共感し合えないのだと気付き寂しさを感じていましたね。

mari
mari
あとは、その人の表情や声色、声のトーンなどで嘘をついているのがすぐにわかってしまうこと。

他の人が気付かないような小さな違和感に気付いてしまうからか、人をなかなか信用できません。環境と人との関わりの部分で生きづらさを感じていましたね。

やもちゃん
やもちゃん
だれとも分かり合えない。そう感じたくなくても感じてしまうのは、辛いですよね。

mari
mari
家族や友人からは「神経質な人」と言われていたし、他人と比較して自分でもそうだと思っていました。

でも、神経質という言葉で一括りにできない違和感を感じていたんです。

「この違和感はなんだろう」と考えていた矢先、冒頭でお話した本を読み、HSPについて学ぼうと決めました。

勇気をもって飛び込んだ、もこもこボランティア

やもちゃん
やもちゃん
なるほど……。そこから、情報収集をしていって見つけたのがもこもこの投稿ですか?

mari
mari
そうですね。自分なりにHSP気質について調べるうちに、Instagramでもこもこの投稿を見つけました。

白くてふわふわのもこもこが温かい言葉で、HSPについての知識や考え方を話してくれるのが勉強になるのはもちろんのこと、そのかわいいイラストにも癒されていました。

mari
mari
投稿にコメントをすると、「だいすきだよ。ぎゅう」と伝えてくれるもこもこに、自分を包み込んでくれるような優しさと温かさを感じていました。

やもちゃん
やもちゃん
う、うれしい……!!コメントしてくれていたの知らなかったです!

mari
mari

定期的にコメントしていました(笑)

毎日アップされる投稿を見るのが日課になっていた矢先、”第一期ボランティアメンバー募集”のお知らせを見て「これは応募しないといけない!」と直感が働いたんです。

やもちゃん
やもちゃん
そこからすぐ応募したんですね。

mari
mari
いえ……(笑)わたしは、HSS型HSP気質なので新しいことに興味・関心はあるのですが、勇気がなく一歩踏み出せないタイプなんです。

mari
mari
今回のボランティアに関しても、挑戦したいけど自分には特別なスキルも経験もないから、応募してもみなさんの迷惑になると考えてしまって、なかなか踏み出せなかった。

やもちゃん
やもちゃん
即決ではなかったんですね。

mari
mari
はい。応募フォームに必要事項を入力しては消し、入力しては消しを何度も繰り返していくうちに覚悟がきまり、祈るような気持ちで応募送信しました(笑)

活動のなかで見つけた、わたしがしたいこと

やもちゃん
やもちゃん
応募してくれてよかったです!

やりたい気持ちに素直になったんですね!実際にボランティアメンバーとして活動をしてみてどうでしたか?

mari
mari
ただただ、楽しい!!!毎日とても充実しています。

パソコンのスキルもなくてInstagramも見る専門だったわたしが、ボランティアメンバーの活動を通してどんどん新しい挑戦ができることに感動してます。

mari
mari
運営メンバーの人たちが、毎週勉強会を開催してくれるので、不安も少ないですしなによりすぐに聞ける環境があるので、安心できますね。

やもちゃん
やもちゃん
そう言ってもらえるとわたしも安心します(嬉)

mari
mari
HSP気質をもつ人たちは、相手の様子を伺いすぎて聞けないことが多いと思うんです。

でも、この環境なら「どう思われるかな?」などを考えることなく、聞ける。それは心理的に安全が確保されているからなのかなと感じています。

やもちゃん
やもちゃん
心理的な安全は、とても大事ですよね。半年間ボランティア活動をしてきて、mariさん自身の変化はどうですか?

mari
mari
すごく変わったと思います。家族から「ママが楽しそうで嬉しい!」と声をかけられますね。

いままで家族のために時間を費やしてきて、自分のために使う時間がほとんどなかったのですが、ボランティア活動をはじめてから”自分のやりたいこと”に目を向けられるようになってきたんです。

mari
mari
いまは人に寄り添えるような文章を書きたいなと思い、独自で勉強もはじめました。

自分の気質を理解し受け入れたことで、自分のやりたいことも見つけられたし、以前よりもずっと生きやすくなりましたね。

やもちゃん
やもちゃん
もこもこの活動を通してこうなった!という変化を聞けて、嬉しい……!

mari
mari
わたしが変化したのは、自分を受け入れてくれる環境を見つけたからだと思います。

自分を否定されない環境に身をおくことは、自分らしくいるためにも大切なことなんだと気付かされました。

なにより、もこもこに関われていること自体が、わたしにとっては生きがいになっているんです。

やもちゃん
やもちゃん
mariさん、泣かせてきますね……(実際に涙目になりました)

あなたは決してひとりじゃない

やもちゃん
やもちゃん
さいごに、HSP気質をもつ人たちに伝えたいことを教えてください。

mari
mari

「とにかくあなたは1人じゃない」と伝えたいです。

HSP気質をもつ人たちは、どうしても周りを気にして自分らしくいられない人が多いですよね。

「どうせ、自分のことなんて理解してもらえない」そう考えると、孤独に感じてしまう。

悲しく辛い気持ちが心を支配してしまうと、「自分はこの世界でひとりぼっちなんだ」と考えてしまいますが、決してそうではありません。

mari
mari
ただ、心から安心できる場所を見つけられていないから孤独を感じてしまう

自分を受け入れてくれ、安心できるような場所を見つけられたら、みえる世界が一変するし生きやすくなります。

もこもこをフォローしてくれているみなさんにも、心から安心できる場所を見つけてほしいですし、もこもこはそういう場所だと感じてくれたら嬉しいです。

やもちゃん
やもちゃん
運営メンバーとして同じチームのmariさんの様子と変化を間近で半年間見させていただき、わたしも沢山学ばせていただきました。これからも、もこもこの活動を通してHSPの人たちの居場所を一緒に作り続けていきましょうね。mariさんいつもありがとうございます。(これからもよろしくお願いします!)