皆さんは「HSPがモテる」と聞いたことはありますか? 悩むことも多いHSPですが、実は異性には好印象に見えている部分もあるんです!
今回はHSPのどんなところがモテるのか気になる方に向けて、以下の内容を紹介していきます。
- 異性からモテるHSPの特徴
- モテるHSPとモテないHSPの違い
- HSPが恋愛で注意すべき点
この記事を通してHSPの恋愛についてもこもこと一緒に見ていきましょう。
HSPってどんな人?
HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略称。敏感で繊細な気質は病気ではなく、生まれもった気質で約5人に1人が当てはまるといわれています。
HSPを提唱したアメリカの心理学者アーロン氏によると、以下の4つの特徴があります。
- 情報を深く考えて処理する
- 過剰に刺激を受けやすい
- 感情の反応が全体的に強く、共感力が特に高い
- わずかな刺激にも気づく
情報を深く受け止めて刺激に敏感なので、疲れやすく、環境に影響を受けやすい面があります。一方で、人の気持ちを察知できたり細やかな気遣いができたりする素敵な長所も多いです。
HSPならではの良い面があることから、HSPにはモテる要素があると考えられます。HSPがモテる要素を詳しく見ていきましょう。
>>【徹底解説】HSPとは?特徴・診断方法・発達障害との違いなど【繊細なあなたへ】
HSPがモテる理由とは?
①繊細な気遣いができる
HSPがモテる理由のひとつに繊細な気遣いができることがあります。
仕事の面では、後に起こりそうな物事を予測し、先に準備して円滑に進むようにしたり、頼まれる前に行動に移したりできます。
コミュニケーションでは、なかなか話題に入れない人に話を振ったり、体調が悪そうな人にいち早く気づいて声をかけることができたりと、周りの変化に気づいて対処ができます。
②共感力が高く気配り上手
HSPの特徴のなかのひとつに、共感力の高さがあります。感受性が人よりも強いので、相手の立場に立った対応が自然とできるのです。
たとえば相手の顔色や声のトーンから「表情がくもっている気がするな」「何か気にしているのかも」と察知してフォローへ回れたり、励ましたりできます。
周囲へのフォローや気配りをしている姿を評価してくれる異性がいるはずです。
③感受性が高く聞き上手
HSPは共感力だけでなく、感受性も高いことが分かっています。
たとえば、あなたが映画やドラマを見ているとしましょう。そのとき、主人公が事件に巻き込まれたり、暴力を受けたりするシーンなどがあると画面を見られないという経験をしたことはありませんか?
もしかしたら主人公に感情移入しすぎているのかもしれません。
このように、HSPは感受性が高く、相手の話を自分のことのように聞けるのです。
相手が聞き上手だとついつい話が弾みませんか? 相手からの信頼も得やすくなり、好意が芽生えます。気配りや聞き上手なところは、長い付き合いを考えるうえでも大切なポイントです。
④穏やかで落ち着いている
HSPは刺激に敏感であるがゆえに、穏やかで落ち着いている人が多いです。また、平和主義の人が多い傾向にあります。
刺激が強い恋愛をしたい人にはもの足りない場合もあるかもしれませんが、穏やかな恋愛をしたい人には魅力的にうつるのかもしれません。
お互いの好みや価値観にもよる部分ですが、穏やかで落ち着いた人がタイプな人とは相性がいいでしょう。
⑤自分の気質を理解して受け入れている
自分が繊細な気質であることを受けとめている人は、自信を持って過ごしています。
自分には繊細であるがゆえに他の人とは違うことができると分かっているのです。繊細な気質を強みだと思っている人は、ほかの人にも素敵に見えるのかもしれませんね。
HSPでもモテない人の特徴
①感情の起伏が激しい
繊細さが裏目に出ると感情のコントロールがきかなくなります。ちょっとしたことで怒ったり、泣いたり、喜んだり。
感情の起伏が激しいことにより、周囲は振り回されます。そのようなことが続くと、気を遣われてしまいますよね。守ってあげたくなるような存在ではなくなってしまうのです。
特にすぐに怒りが態度に出てしまうようだと対人関係に問題が出てきてしまうので注意が必要です。
②異性に対して極端に奥手
HSPの特に男性にいえることなのですが、ラブシャイネスというタイプがいることが分かっています。ラブシャイネスとは、異性に興味はあるが、極端に奥手な人のことをいいます。
ラブシャイネスの特徴は、本当は異性に対しての興味関心が驚くほどあります。しかし、異性を目の前にすると極端に緊張してしまい、声が出せなくなるなど、なかなか距離を縮めることができません。その結果、友人以上の関係が築けないのです。
③付き合いが悪いと思われている
HSPが持つ感受性や共感力の高さは、ときに孤独を招く恐れがあります。
共感力が高すぎると、たとえ仲がいい友達だとしても一緒にいて疲れてしまいます。そうすると一人の時間を必要として、休憩時間や仕事終わりは体を休めたいと思うのはHSPあるあるですね。
このように、あまりにも多く仕事仲間や友達の誘いを断り続けていると、そのうち誰にも誘われなくなってしまう恐れがあります。体の疲れをとりたいだけなのに、周りから見ると孤立しているようにみえてしまうのです。
④HSPであることをやたらとアピールする
HSPは、そうでない人に比べて苦手とするものが多いといわれています。たとえば、周囲の騒音や強い光、人間関係などで疲れてしまいがちです。
だからといって周囲に「HSPだから~して」とお願いしてばかりだと気を遣われる存在になってしまいます。
自分が特に苦手な刺激に対しては周囲に打ち明けてもいいのかもしれません。
ですが、すべてをHSPのせいにして周囲に配慮してもらうのではなく、自分で解決できるものは対処できるようにしましょう。
モテるからこそのHSPの恋愛での注意点
①押しに弱い
相手の立場に立って物事を考え、合わせることができるHSPは、相手からの押しに弱く、流されやすいという一面も持っています。
そのため、自分のタイプではない人に言い寄られることがあったときも、相手への気持ちがないのに無理に付き合ってしまうことがあるかもしれません。
それはかえって相手を傷つけることにつながるので、勇気をもって自分の気持ちをしっかり伝えることが大切になってきます。
HSPがもつ優しさが、仇(あだ)にならないように気をつけたいですね。
② ”本当”の自分を見せられない
HSPは、出会ったときに相手に合わせすぎて、本当の自分が出せなくなることがあります。でも、それは自分自身を苦しめているだけかもしれません。
思い切って恋人や好きな人に本当の自分を見せてみるとより仲が深まることもあります。
③精神的に落ち込んだときは判断力が落ちる
HSPが恋愛をするうえで気を付けなければいけないことは、精神的に落ち込んでいるタイミングで異性に言い寄られたときに、まともな判断ができなくなることです。
たとえば、SNSなどでの不特定多数のアプローチから、ストーカー被害に遭う可能性もあるわけです。
こうならないためには、自尊心を保つことや、ストレス発散を日ごろから行いましょう。そうすることで、精神的に落ち込む頻度が少なくなり、危険な目に合うリスクが減らせるかもしれません。
④相性がよくない相手だと精神的に消耗する
周りの環境や相手に影響されやすいHSPは、相性がよくない相手と一緒にいると精神的に消耗してしまう傾向にあります。
HSPが心地よい人間関係を築くためには、まず「相性の良い人を知る」ことがおすすめです。
HSPと相性の良い人・悪い人については以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
>>HSPと相性の良い人・悪い人って?【恋愛・仕事・人間関係で活かせる】
モテるHSPに近づくために大切なこと
①自分の気質を正しく理解する
モテたいと思うならまず自分の気質をしっかり理解することが大切です。気質を理解していくうえでそれまで好きでは無かった自分の性格がHSPであるからだと分かり、人に合わせなくてもいいことが分かるようになってきます。
おすすめの方法は、HSPに関する本を一冊買って読んでみることです。おすすめの本は、こちらの記事を参考にしてみてください。
>>【厳選14冊】HSPに悩む人におすすめしたい本!HSPとの向き合い方が分かる本を紹介
このような本を読むことで、自分を理解するとともに、自分を好きになることを目指しましょう。そうすることで、自尊心を高めて、自信をもてるようになると異性にも魅力的にみえるかもしれませんよ!
②自分の気質を肯定する
HSPは育った環境の影響を受け、持って生まれた気質を否定していることが数多くあります。
しかし、生まれ持った本来の気質とまったく違う自分になる努力をしていても、その努力はいい結果になる可能性は低いでしょう。また、生きづらいと感じることもあるかもしれません。
自分の気質のいい部分をみて肯定することで、あなたの魅力がより発揮されるはずです。
まとめ:HSPを受け入れると魅力的になる!
ここまでHSPがモテる理由と注意点、モテるためにできることを紹介しました。HSPの気質は自分で思っている以上に異性に魅力的に見えていることが分かりましたね。
HSPの気質を受け入れて、強みにすることで魅力的になることは十分にあります。
モテる分、注意しなければいけないこともありますが、自分の気質を前向きに捉えて自信に変えていきましょう。