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HSPは結婚生活に向いていない?幸せな結婚生活を送るための7つのコツ

HSPは結婚生活に向いていない?幸せな結婚生活を送るための7つのコツ

HSPは敏感な気質がゆえに結婚に臆病になってしまいがちです。一方で、HSPをパートナーに持つ方も刺激に敏感なHSPに対し「どう接したらいいだろう?」と悩みを抱えているかもしれませんね。

今回の記事では、そんな結婚生活に関する悩みを解決するために以下についてご紹介します。

  • HSPが結婚に向いていないといわれる理由
  • HSPが結婚生活をする上で不安なこととは?
  • HSPが円満に結婚生活を送る秘訣は?
  • HSPは結婚に向いていないの?

記事の最後には、HSPが幸せな結婚生活を送るためのコツもご紹介しています。今日からできることもあるので、ぜひHSPの特徴を活かし素敵な結婚生活を送るヒントにしてみてください。

もこもこ
もこもこ
好きな人と一緒にいられるって幸せなことだよね♡
もこもこブログでは、書籍や専門医監修の情報などを元にHSPについての情報を発信しています。ブログに関わるメンバー全員がHSP気質を持っており、「優しい人たちがつらくなったら戻ってこれる場所」を目指してSNSでの発信を頑張っています。

HSPは結婚には向いていない?

HSPは結婚に向いていない?

HSPだからと言って必ずしも結婚生活に向いていないわけではありません。むしろ、繊細だからこそ幸せをより深く感じられる面もあるでしょう。

まず、HSPの特徴について振り返りましょう。HSPとは「ひと一倍敏感な人」のこと。HSPを提唱したアメリカの心理学者アーロン博士によると、HSPには「DOSE」と呼ばれる4つの特性があるといわれています。

D:思慮深い、深く考えてから行動する(Depth of processing)
O:刺激に敏感で疲れやすい(Overstimulated)
E:人の気持ちに振り回されやすく共感力が高い(Emotionally reactiv and Empathy)
S:
鋭い感覚をもち些細なことにも気づく(Sensitivity to Subtleties)

これらの特性により、HSPは結婚にともなう共同生活を辛く感じたり、増える責任感や親戚づきあいで精神的な負担を抱えやすいといわれています。

しかし、実際のところ結婚生活がうまくいくかどうかはパートナーとの関係性や、HSPの特性に対する理解度の深さ、HSP自身が自信をもてるかどうかによることも多いようです。

>>【徹底解説】HSPとは?特徴・診断方法・発達障害との違いなど【繊細なあなたへ】

では、具体的にどのような点がHSPにとって結婚生活のハードルとなりやすいのでしょうか。

HSPの気質を受け入れられない人との結婚生活は難しい

HSPの特徴は長所・魅力でもありますが、捉え方によっては「打たれ弱い」「神経質」と捉えられてしまうこともあります。

HSPの特性は生まれながらのもので変えられない先天的な気質です。もしもパートナーがHSPの気質を受け入れられず、理解が得られない場合は共同生活がお互いにとってストレスとなる可能性が高いでしょう。そのような場合、幸せな結婚生活を送るのは難しくなってしまいます。

HSPの気質は非HSPにとっては理解が難しい部分もある

HSPの特徴を受け入れられたとしても、非HSPがHSPの繊細さや感覚の鋭さを理解するのは難しい部分もあります。

たとえば、HSPは雰囲気や表情、ニュアンスから情報を読み取ることに長けていますが、非HSPにはその感覚がわからないことも。一方で、HSPは事実を大げさに受け取るので困ってしまうときがある、という非HSPの意見もあります。

人はそれぞれ違った気質、性格を持っている前提のもと、一定の距離感を保つのが良好な関係を築くには大切かもしれません

HSP同士ならうまくいくとも限らない

HSP同士の関係はお互いを尊重するあまり、物事がなかなか進まなかったり、問題が表面化しないまま大きくなってしまうなど、必ずしも上手くいくとは限りません。

しかし、同じ気質を持つからこそ穏やかな時間を過ごせたり、お互いに理解し合えるメリットもあります。HSP同士の結婚では、お互いに苦手とする作業の対処法を決めておいたり、ときには入り込みすぎないよう線引きするなどの配慮が重要になります。

HSPの結婚における不安要素とは?

HSPの結婚における不安要素とは?

結婚生活は誰にとっても大きな変化です。

特に、深く考えてから行動するHSPにとっては結婚における様々な不安や心配ごとにさいなまれることも少なくありません。

次に、HSPが悩まされがちな結婚の不安要素について紹介します。

パートナーとの関係に疲れてしまう

共同生活が始まると、家事の分担やパートナーの都合を考えて行動したり、パートナーとより密な関係になったりするため疲れてしまうことも多くあります。

環境の変化は誰にとっても怖いものですが、慎重なHSPにとってはさらに大きな不安の要素となりえます。また、共同生活をすることで今まで見えてこなかった一面が見えてくることもあるでしょう。そのようなことから「関係性が変わってしまうのでは?」「相手とやっていけるのだろうか?」といった不安を感じてしまうことも少なくありません。

敏感すぎて疲れてしまう

HSPにとって、人との共同生活は刺激の連続です。

「パートナーが居心地よく過ごせているのだろうか?」「何か不満があるんじゃないか?」と、パートナーの言動や雰囲気、表情などの情報をひとつひとつ敏感に感じ取ってしまいます。そのほかにも、物音や部屋の温度など、一人で暮らしていた時よりたくさんの気遣いが必要になるため、心の疲弊につながるのでは?と恐れてしまうことも。

深く考えすぎて疲れてしまう

結婚は楽しいことばかりではなく、様々なリスクがつきものです。

物事を深く考えてしまうHSPは、どうしても物事をネガティブに捉えがち。パートナーの人生や親の介護、子育てなど…。将来の不安を考え出すと悩みはつきません。HSPの特性は、リスクを考えて行動できる点で長所でもありますが、同時に不安になってしまう短所にもなります。

共同生活により一人の時間がとりにくくなる

HSPにとって一人の時間は何よりも大事

パートナーとの時間は誰にとっても幸せな時間です。しかし、家族に対しても常に気を遣ってしまうHSPにとって、一人になれる時間は唯一何も気にせずほっとできる時間だったりします。

特に、現在一人暮らしをしているHSPにとっては「ほっとできる時間がなくなってしまうのでは?」と不安に思うかもしれません。

責任・精神的負担の増加

結婚することで、責任や精神的負担が増えるのを不安に思うHSPも多くいます。

パートナーへの責任以外にも、生活を成り立たせたり、子どもをきちんと育てるための責任感も生まれます。その他にも「将来こういうことが起こるかも」と考えるだけで責任の重さに押しつぶされ不安に思う方も多くいるのではないでしょうか。

義理の実家や親戚とのつきあい

結婚をすれば、パートナーの家族や親戚との人間関係も発生します。

周囲の情報を敏感にキャッチし影響を受けやすいHSPにとって、人間関係は大きな不安の種となりえます。特に、義理の家族とは今後も関係性を良好に保ちたいと思うもの。「失礼のないように気を遣わなきゃ!」と過剰に気を回して、精神的に疲弊することを不安に思うHSPも少なくありません。

育児・子育てができるのか

結婚となると、子どもが生まれたときのことも考慮しなくてはいけません。

刺激に敏感なHSPにとって、子どもの大きな声や子ども中心の生活スタイルに大きな不安を感じる方も多いでしょう。また、自分の対応次第で子どもの命も脅かしかねないとなると過剰に責任を受け止めてしまいます。

物事を深く考えてしまうHSPにとって、周囲から育児の大変さを見聞きするなかで「立派に育てられるかな?」とどんどん不安を大きくさせてしまことも。

経済的な問題

結婚するとパートナーと家計を共にすることになります。

経済的な問題は誰にとっても重要な問題です。特に、HSPは危機的な状況を察知する能力に優れており「職を失ったら?」「体調を崩して働けなくなったら?」と、経済的な問題についても不安を感じやすい面があります。

さらに、感受性の強さから仕事での問題も抱えやすく、メンタルダウンしやすい傾向も。そのような点から、家計をしっかりと支えていけるだろうかと不安を覚えやすいようです。

HSPが幸せな結婚生活を送るための7つのコツ

HSPが幸せな結婚生活を送るための7つのコツ

HSPは前述のように自身の気質から結婚に対して不安を感じやすい傾向にあります。

しかし、その気質が原因で幸せな結婚ができないわけではありません。実は、HSPが幸せな結婚生活を送るためには7つのコツがあります。

①自分の気質を理解しパートナーに伝えておく

HSPが自分の気質を十分に理解し、特性をパートナーに伝えるようにしましょう。

自分からHSPについて発信し、パートナーに特性を理解してもらうことはHSPが良好な関係を築くためには不可欠です。HSPの特性は非HSPが備えていないものであるため、基本的には非HSPがHSPの心情を察してくれると期待しない方がいいでしょう。

また、HSP自身もHSPの気質を受け入れ、自分を責めないようにすることも大切です。

②自分の気持ちを細かく伝える

HSPは自分の思いをできるだけパートナーに伝え、一人で抱え込むのは控えましょう。

HSPは自分の感情を抑えてしまいがちです。しかし、感情を抑え込んでばかりいると負の感情がたまり、結果的に大きなストレスを抱える原因となってしまいます。

気持ちを伝えるのが苦手な人は、最初はささいなことへの感謝やふと思ったことでいいので、相手に気持ちを伝える練習をしてみましょう。口頭で伝えるのが難しい場合は、手紙やLINEでも構いません。自分がやりやすい方法を試してみてください。

③家事や育児がつらい時は助けを求める

HSPは、つらいときこそパートナーや周囲に助けを求めるようにしましょう。

HSPは人に頼るのを申し訳なく思う傾向にあります。しかし、自分一人で問題を抱えていると孤独感を強めたり、パートナーに対し攻撃的になる原因にもなりえます。

また、他人の気持ちを察するのが得意なHSPは「言わなくてもわかってくれるかも」とパートナーに期待して言葉にするのを控えてしまう傾向もあります。これではイライラを募らせてしまうことにも繋がってしまうため、余裕があるうちにつらいことを伝えてみましょう。

④義理の家族や親せきづきあいは適度な距離感で

パートナーの家族や親戚とは、つかず離れずの距離感を保つのがおすすめです。

HSPは、つい他人のために必要以上に気を遣ってしまうため、気を遣う機会を減らすこともストレス軽減のためには大変重要です。

たとえば、義実家へ行くのはお盆と正月にすると決めたり、贈り物は母の日や父の日のみにするなど。どんな気遣いをするか考える時間もストレスとなるため、負担を軽減することで、義実家の家族や親戚とも良好な関係を築きやすくなります。

⑤一人の時間をもらえるように工夫する

HSPは、一人でほっとできる時間をもてるように生活を組み立てていくとよいでしょう。

HSPにとって人との付き合いは大きな刺激。ときに家族やパートナーであっても気を遣い、疲れきってしまうこともありますよね。

だからこそ、自室のある間取りの部屋を選んだり、お気に入りの場所に行く時間を意識的につくったり、特定の時間は一人の時間と決めるなどの工夫が必要になってきます。心の回復を図るためにも一人の時間を確保し、ほっとリラックスできる時間をつくるようにしてみてください。

⑥相手に気を遣いすぎず、ときには自分を優先する

HSPはときには他人の都合よりも自分のことを優先し、しっかりと自己主張しましょう。

いろいろなことに気づいてしまう性質上、HSPはどうしても他人優先になりがち。しかし、自分の気持ちややりたいことを抑え込んでばかりだと、自分が何をしたいのかわからなくなったり心の疲弊につながります。

「自分の気持ちなんてわからないよ!」という場合は、週に1度紙に思ったことを書きだすのも練習としてはおすすめ。

最初は自分の気持ちを主張することに抵抗があるかもしれませんが、自分の考えを相手に伝えることで相互理解も深まり、長期的にみて良好な関係を維持していけるはずです。

⑦ストレス発散の方法をストックしておく

ストレス発散の方法はできるだけたくさん持っておきましょう。

HSPは日ごろからたくさんの情報を受けとってしまい、ストレスを感じやすい傾向にあります。

だからこそ、紅茶をのむ、散歩をする、深呼吸をするなど、気分転換ができる方法をバリエーション豊富にストックしておくと安心です。ストレスを感じやすいHSPだからこそ自分の好きなことを大事にし、ストレスへの対処意識は高く持っておきましょう。

まとめ:HSPの結婚生活が上手くいく秘訣は相手に理解してもらうこと

結婚生活がうまくいくには、HSPか非HSPかに関わらずお互いに理解しようと歩み寄り、対話する姿勢が大切です

「HSPは結婚できないんじゃないかな」と不安になるかもしれませんが、むしろHSPだからこそ結婚生活の幸せをより深く感じられる場面もたくさんあります。

幸せな結婚生活を送るためにも、大切にしたい相手に遠慮することなく素直な気持ちを伝えましょう。あなたを大切に思うパートナーであれば、きっと気持ちが伝わるはずです。

もこもこ
もこもこ
好きな人と幸せな生活を送れたらって思うとわくわくするなぁ。ちょっとずつ気持ちを言葉にできるようにしてみようね♪