あの人をもっと知りたい!でも、嫌われたくない...
恋する誰もが自分を大切にしながら、幸せになりたいですよね。
「敏感」と言われているHSPさんは、相手の気持ちに共感しすぎてしまう傾向があり、感情の波に変化が起きやすいといわれています。
「私には恋愛は向いてないのかな?」「実はこれって私だけの悩み...?」など急に不安になり自信をなくしてしまうことも少なくありません。
そこで、今回の記事では
- いつも恋愛がうまく行かないけどHSPだからなの?
- HSPの恋愛ってうまくいかないのかな?
- どうしたらHSPの自分でも上手く恋愛ができるのかな
こんな風に恋愛について悩んでいるあなたに
- HSPの恋愛傾向
- HSPの上手な恋愛のコツ
- HSPと相性のいい人
をご紹介します。
HSPの恋愛傾向
繊細なHSPの恋愛は、相手の気持ちを察する能力に長けているため、相手と心地良い人間関係を築ける傾向があります。観察力にも優れているので、本来は気付けないことにもいち早く気付くことができます。
たとえば、顔色・表情・態度から相手が求めていることを察知し、無意識に心地良い返しができるのがHSP。
そのため、あなたといると「なぜか心地良いな」と感じる場面が多くなるのです。
その一方で、HSPの敏感な一面は相手のネガティブな感情にも反応します。マイナスな感情やネガティブな言動に共感してしまい、必要以上に落ち込んだり、感情の起伏が激しくなったりすることがあります。
恋愛が長続きしない
HSPは、自分の意見、自分の気持ちに蓋をして、相手に合わせようと無意識のうちに我慢する傾向があります。
相手にに嫌われたくない想いが強く、相手に尽くそうとして、どんどん疲労が溜まっていきます。
自分の気持ちを押し殺してでも、相手の気持ちや立場を優先して、本来の自分を出すのに時間がかかるのもHSPの特徴です。
そのうちに、不満や疲れが蓄積して「ひとりになりたい」と思うようになってしまうことも。
感情に振り回されがち
HSPは、相手の気持ちを察して深く共感する性質が高いです。そのため、相手の喜びも悲しみも無意識のうちに受け止めてしまいます。
共感生の高さが影響し、いつのまにか相手の感情に振り回されてしまうことが多いのです。
たとえば、相手が笑顔で楽しそうなとき、嬉しいことがあったときは、自分のように喜びます。相手が少し不機嫌だと、それに敏感に反応し「怒っているのかな?」と気にしてしまいます。
相手の気持ちを敏感に察するがゆえに、恋愛に深く入り込みすぎてしまうのがHSPの恋愛傾向のひとつです。
依存体質になりやすい
HSPの恋愛傾向のひとつに、依存体質になりやすいことが挙げられます。
依存体質になりやすい理由は、HSPの理解者が少ないためだと考えられます。
HSPは、周りの人と感覚が異なり、誰とも共感できず、ずっと孤独を感じて生きている人も少なくありません。そんな中で、唯一自分の辛さ・苦しさを理解してくれる相手が現れたら。
「気づいたら、すっかり依存してしまっていた…」ということも。
一方で、HSPが相手から依存されてしまうこともあります。
HSPは察する力に優れているため、相手から頼まれる前に相手の望んでいることをさりげなく行動に移すことができます。
その結果「やってもらって当たり前」の状態を招いてしまうことも。あるいは「この人は何があっても離れていくことはないだろう」と、適当な扱いを受けるケースもあります。
このようにお互いが「依存する・依存される」状態が重なると「共依存」の状態に。
共依存は、お互いはもちろん、周りの人の関係性も崩壊させかねないので注意が必要です。
HSPの恋愛あるある
一途で思いやりのあるHSP。恋愛でも相手を優先にすることは多いでしょう。
そのうえ、相手の表情・態度に敏感なことから、未来の状況まで想定してアクションを起こすことはありませんか?
たとえばLINEの返事ひとつでも「この文章で大丈夫かな?」と考え、必要以上の時間を要したり。「本音を話して嫌われたらどうしよう...」などまだ見ぬ未来を、悪い方向に考えすぎて自分の気持ちを伝えられなかったり。
好きな人とのやりとりには、特にこの癖が強く表れる傾向があります。
その根底には「嫌われたくない」という、繊細ゆえに思いが強く出てしまうことが原因ともいわれています。
こんなHSPの恋愛あるあるをいくつかご紹介します!
相手への気遣いが優れている
HSPは相手の感情を察知するのが上手。
「いつもより疲れてるのかな?」「今日は元気ないな…」など相手の表情や声の感じから察することができ、瞬時に気遣いができるのです。
相手からすれば、自分への思いやりのある言動が嬉しいと感じる場面は多いでしょう。
浮気を疑う
敏感な気質は、人一倍不安を感じやすかったりも。恋愛は不安がつきもの。相手のちょっとした変化にも浮気を疑ってしまうのです。
「友達と遊びに行くと言ったけどほんとに友達かな?」
「出張に行くって言ったけど、浮気相手と旅行とか?」
「LINEが既読のまま返事がこないけど、私のこと嫌いになったのかな?」
このように不安の種はつきません。ごく自然の行動も疑い始めてると、必要以上に不安になりやすい傾向があります。
「気にしすぎ」と言われがち
HSPはいいことも悪いことも素直に受け止め、五感いっぱいに感じることのできる感受性豊かな性格です。
しかし、それは一方で「気にしすぎ」と言われる要因にも。
些細なことに反応する気質は「気にしすぎ」と相手には映ることも。
実際に相手から「いちいち気にしすぎじゃない?」と言われると、その一言を重く受け止め「気にしすぎなのかな」と自分を責めて落ち込んでしまうことも。
また、相手の言動にも敏感に反応するため「怒ってるのかな?」「今、機嫌悪いのかな?」と気にしてストレスになることも。
あまりにも気にしすぎてしまうと、次第に「この人と過ごすと疲れてしまう…」と思うように。恋する”ドキドキ”が、いつの間にか、相手にどんな反応されるか分からない”ドキドキ”に変わってしまうことも。
その結果「恋愛に向いていない」と思い込み、自ら恋愛から遠ざかってしまうこともあります。
HSPが上手に恋愛するためのコツ
相手に寄り添いながら恋愛ができるHSP。
それは、相手に心地良さを提供できる素敵な魅力です。
しかし、献身的になりすぎて疲れてしまったり、相手の感情に気付かないうちに巻き込まれていたりと「恋愛」で自分らしさを失ってしまうことも。
たとえば、デートで仕事の愚痴を聞いていると、知らない間に自分までネガティブな気持ちになり楽しい気持ちで過ごせなくなります。
このように、相手の感情に引き込まれやすい性質があるため、自分の感情と相手の感情とをしっかり区別しておく練習も必要です。
ここでは、そんなHSPが恋愛を上手にするためのコツを4つご紹介します。
①HSPへの理解がある人を選ぶ
敏感なHSPさんにとって、恋愛でもどんな人と一緒に過ごすかが大切になります。
相手に合わせすぎると自分が疲れてしまうため、HSPの性質を全て受け入れてもらえなくても、寄り添ってくれるかどうかをポイントにするとよいでしょう。
たとえば、人混みは苦手...と感じるならデートの場所や時間帯などを配慮してくれる方だと長く付き合うことも可能でしょう。
好きという感情だけでなく、HSPにとって居心地の良い相手を選ぶことも長続きする恋愛の秘訣です。
②ひとりになれる時間を作る
HSPは相手のことを思うあまり、HSPは常にアンテナをはり、五感を働かせています。
常に緊張状態であるともいえるため、ふと我にかえると疲れが一気に押し寄せ、ネガティブな感情も出てきてしまいます。
そのため、ひとりになれる時間をもつことも必要です。
体の休息が必要なように、心の休息もしっかりと意識してあげるとうまくバランスがとれるようになるでしょう。
たとえば、週末はずっと一緒に過ごすのではなく、お休みの一日は自分の趣味の時間にするなど。趣味がなければ、しっかり寝て体を休める日にするなど、ひとりで過ごす時間をもつとよいでしょう。
尽くすだけでなく、自分にも「心地良い時間」を提供することは、HSPにとって大切なことです。
③自分の状態が説明できるようになる
察することは得意でも、自分の気持ちを伝えることが苦手なHSP。
「相手に嫌われるのでは...」という不安から、言いたいことを言えずにいることが多いのではないでしょうか?
特に恋愛だと、相手のことが好きなので、より一層「嫌われたくない」という気持ちが強くなりますよね……
しかし、ずっと一緒にいたい相手にこそ、自分の弱さを見せていくことが大切です。
そして、どこまでいくと自分には限界がくるかなどをしっかり伝えることで、相手に自分のことを理解してもらえます。
あなたの声を真摯に受け止めてくれる方となら、この先よりよい関係を続けていくことも可能でしょう。
その際は、察してもらおうとは思わずにしっかりと「言葉」で伝えるようにしてみましょう!
④疲れやすいプランを避けて予定を立てる
自分がどんな時に疲れやすいのか。どんな時に気持ちが落ち込むのか。どんな状態が苦手なのか。
自分のことをしっかり伝えられると、一緒に過ごす時間をより心地良い時間にすることができます。
今後長く付き合っていく相手にこそ、自分のことを隠さずに伝えてみましょう。
なかでも、デートプランは自身の体調も含めて計画することが大切です。
たとえば、体調がすぐれないときは家でゆっくり映画を見たり、散歩したりと、少しゆったりしたプランを立ててみるとよいでしょう。
外出する気分ではないのに、無理して相手に合わせて外出をすると、必要以上に疲れてしまい、デートそのものが苦手になることも。
「自分の状態に合わせた最適プラン」をいくつか考えておくのもよいのかもしれません。
HSPと相性の良い人の特徴
相手のことを気遣えるHSP。どんな人を恋愛相手に選ぶと心地良くすごせるのでしょうか。
全て兼ね備えている必要はありませんが、「否定しすぎない人」「自分のペースを押し付けて来ない人」「しっかり愛情表現をくれる人」などHSPの性質を理解してくれる人が心地良いと感じるでしょう。
ここでは、HSPと相性の良い人の特徴を5つご紹介します。
①否定し過ぎない人
感受性が高く、人の言葉に強く影響をうけやすいHSPは、否定しすぎない人との相性がよいです。
もともと感情の波が激しいため、状態によってはネガティブ思考になることも...…
それぞれに違う趣味や考え方があることは当然ですが、否定されることでさらに自信をなくしてしまうことも。
相手も悪気はなく、無意識に否定をしていることもあるでしょう。もしも、一緒にいて疲れてしまうことがあれば、一度距離をおくことも必要かもしれません。
②自分のペースを押し付けてこない人
相手に気遣いができるHSPは、束縛をしない人と相性がよいでしょう。
ついつい相手のペースに合わせてしまうのがHSP。束縛されたり、行動を監視されたりして自由がないと感じる状態が続くと「自分のペース」で物事をすすめられず、次第に窮屈に感じるようになります。
たとえば、外出に制限を設けられたり、日々の状況を細かく確認されると、心が休まりません。
③しっかり愛情表現してくれる人
何事にも一途で一生懸命なHSP。恋愛でもその気質が発揮され、相手の感情をついつい深読みして、疑心暗鬼になりかねないという面も。
そんなHSPには、愛情表現をしっかりしてくれる人が相性がよいでしょう。
不安要素が1つでもあると、そこから派生して「私のこと本当にすきなのかな」などネガティブ思考にも陥りやすくなるHSP。
たとえば、「好き」という言葉をもらえると安心するのであれば、そのことを相手にしっかり伝えてみることも大切です。
待つばかりで相手を評価するのではなく「自分はこうしてもらえると嬉しい」という意思表示ができるとよりよい関係を築けるでしょう。
④感情の起伏が穏やかな人
相手の感情を自分のことのように吸収するHSPには、感情の起状が穏やかな人が相性がよいでしょう。
感情のコントロールがうまくできない相手だと、些細なことでイライラしたり、ネガティブな言動に引き込まれやすくなってしまいます。
たとえば、自分の思い通りにいかないと物にあたったり、声を荒げたりする人と一緒にいることは、五感が優れているHSPにとっては大きな負担となってしまいます。
相手の感情に寄り添えることは、HSPのとても素敵なところです。
しかし、その気質が影響して相手に振り回されることがあることも知っておくとよいでしょう。
⑤HSPに理解のある人
自分の心の変化だけでなく、相手の心の変化にも敏感なHSP。
「敏感な世界」を生きていることを理解してくれる相手だとより長く関係を築けるでしょう。
「こうなったらこうしてほしい」「この場合はこんな声かけが嬉しい」など、自分のことを受け入れてくれる方と巡り合えると素敵ですね。
特にHSPは、非HSPの方に比べると繊細な気質が影響して自分でも気づかないうちに消耗していることがあります。そのうような現象は、非HSPの方には理解が難しいことも。
全否定されることなく、かといって全てを受け入れてもらう必要もありませんが、HSPの気質について理解を示し、受け止めてくれる相手だと一緒にいて居心地がよいと感じるでしょう。
良い関係を長く続けていく方法のひとつに「自分取扱説明書」をつくっておくことが挙げられます。自分のことは意外とわからないもの。ましてや価値観の異なる相手なら、わからないことばかりで、お互い手探りになるのも当然のこと。
自分と向き合い、自分の取扱を理解しておくことは恋愛に限らず、自分が生きやすくなる上でも大切です。
付き合う相手はHSP・非HSP、どちらがいいの?
ここまでHSPが恋愛するために必要なこと、相性の良い人の特徴など見てきました。
相手の感情に寄り添えるHSPですが、先述したように、必要以上に相手の感情に影響を受けてしまうこともあります。
そのため、相手選びはとても大切です。
実際にお付き合いしていく相手、HSPにとって相性が良い相手は「HSP」「非HSP」のどちらなのでしょうか。
同じ「HSP」の場合だと、お互いに気遣いができるため、非HSPよりも一緒にいて楽に感じる場面が多いでしょう。
しかし、気遣いする者同士が一緒に過ごすと、相手の感情に引っ張られやすいという点があります。
例えば、相手が落ち込んでいる側で、気づいたら自分も一緒に落ち込んでしまい、どんどん負のループに陥る、ということも。そうすると、共倒れにもなりかねません。
一方で「非HSP」が相手の場合、お互いに物事の捉え方や見る視点が違うため、欠点を補い合う生活ができるでしょう。そのため、共倒れになる可能性は低くなります。
しかし、捉え方も違う分、場合によっては相手の発言がいちいち気になり、無神経さに苛立ちを感じたり、必要以上に傷ついたりということもあるかもしれません。
このように「HSP」「非HSP」どちらにも一長一短あります。
長く付き合っていくことを見据えた関係性では、相手が「HSP」「非HSP」にかかわらず、「自分」という軸をしっかりもつことが大切です。
相手に振り回されない生活を意識すると、自分らしさを保てるとともに、相手ともよい関係を保てるのです。
そのためにも「自分がどうしたいか」「どうありたいのか」を問いかけてみてくださいね。
まとめ:HSPの特徴を把握して、自分に合った恋愛をしていこう!
一緒にいると、心地良さを相手に与えることができるHSPのあなた。
恋愛をすると、ついつい相手の気持ちに寄り添いすぎて、気付けば自分の電池が切れて疲れ果てていることも。
その結果「自分には恋愛は向いていない」と考える人も少なくありません。
でも、そんな気遣いのできる素敵なあなただからこそ、相手にとっては特別な存在になれるのです!
HSPのことを理解してくれるパートナーを見極めるのは簡単なことではありませんが、全て理解できなくても、そっと寄り添ってくれるかどうかが重要です。
「疲れたな」「どうしたらいいんだろう」「私なんて...」そんな気持ちになった時は、自分の心地良さを意識してみてください。
誰と一緒に過ごす自分が好きか、自分らしく心地良く過ごせるのかのか。自分の心の声をしっかり聞いてあげると、自分の描く理想の人と幸せになれるはず!
一緒にいるとお互いが心地良く過ごせる世界を作れるようになったら、みんながあなたの世界に来たくなるのではないでしょうか。気が付けばモテモテになっているかもしれませんね!