「人混みが苦手。帰宅したらぐったり…」
「何気なく言われたひとことが気になる…」
「人の顔色ばかり気にしてしまう…」
あなたは、このような悩みを抱えていませんか?
はじめまして。
このブログにたどり着いたあなたは「自分はHSPなのかな?」「HSPについてもっと知りたいな」と思っているのではないでしょうか。
「HSP」はひとことで表現すると”とっても敏感な人”。
感受性が強いために傷つきやすく、周囲の人からどう思われているか気になり、他の人の言動や評価に感情が左右されてしまいがちです。
そのため、職場や学校といった組織のなかで、なんとなく”生きづらさ”を感じて辛い…という人も少なくありません。
なんとなく感じていた生きづらさの原因が「HSP」だったとわかり、自分の特性を理解することで「気持ちがラクになった」「生きやすくなった」と感じる人は、案外多いのです。
同時に「HSP」について、まだまだ知らない人が多いという現状も。
このブログは、HSPのみんなの優しさで生まれた雲の妖精”もこもこ”と一緒に「HSP」という気質をもったあなたが少しでも生きやすくなるためのヒントをお届けしたいと思っています。
この記事では「HSP」に関するよくある疑問について、まとめてご紹介します。
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HSPの心が楽になる言葉
お楽しみに♪
HSPってうつ病?病気なの?
「HSPは病気なのかな?」
自分がHSPかもしれない…と思ったときに、あなたも気になったのではないでしょうか?
発達障害やうつ病とも関連があるのかな?なども気になりますよね。
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で、生まれつき感受性が強くて敏感な気質をもった人のこと。
「繊細さん」と呼ばれるようになり、耳にした人も多いのではないでしょうか。
HSPは環境や性格などによる後天的なものではなく、先天的に生まれ持った”気質”です。
統計的には人口のおよそ15~20%、5人に1人が当てはまるとされています。裏をかえせば約8割の人は該当しないので、HSPの特性は一般的に共感を得ることが難しく、HSPではない人と無理に合わせようとして、結果として生きづらさを感じやすくなってしまうのです。
一方、うつ病は心療内科で診断される「病気」。
その点で、HSPとうつ病は全く違うものです。
また、発達障害とも異なります。発達障害は脳内の神経ネットワークのつながりの異常により、コミュニケーション能力や問題解決能力などの低下が見られる状態のこと。
HSPは、刺激に対して敏感で疲れやすい傾向があるので、この繊細な一面が発達障害の症状の一部「知覚過敏」と似ていることもあり、発達障害と混同されやすいのです。
>>【徹底解説】HSPとは?特徴・診断方法・発達障害との違いなど【繊細なあなたへ】
HSE(外向型HSP)とは?特徴と対処法
「HSP」は内向的だと思われがちですが、実は「HSE」と呼ばれる外向型のHSPも存在します。
「HSE」とは、「Highly Sensitive Extoversion(ハイリー・センシティブ・エクストロバート)」の略。
Extoversionは「外向性」の意味で、繊細で刺激を求めないけれど外向的な要素をもったHSPを表します。
外向型傾向にあるので下記のような特徴があります。
- 社交的で人との関わりを好み、大切にする
- コミュニケーションや人とのつながりを重視する傾向にある
HSPの中でも活発で、リーダーシップを取れるのも特徴です。内向的なHSPよりも落ち込みにくいですが、外向的で人と接する機会が多いゆえに、他人が気づかないところで傷ついていたり、HSS型HSPよりも疲れやすい傾向にあるとも言われます。
HSEは人と会うことでリフレッシュにつながり、人と協力することでパフォーマンスが上がります。その一方で、人といることにどこかでストレスを感じているという矛盾を抱えています。
HSE(外向型HSP)の生きづらさの対処法は、HSE(外向型HSP)について本質や特徴を理解すること。
>>【徹底解説】HSE(外向型HSP)とは?内向型HSPとの違いやHSEで悩まないための方法を紹介!
HSS型HSPとは?特徴と対処法
HSSとは「High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)」の頭文字をとった略称で、「刺激探求型」とされています。
HSPのうち15%~20%しかいない、つまり全人口の約6%しか存在しないため、自分と同じような感覚を持った人になかなか出会えず「自分は人と違うからどこかおかしいのではないだろうか」という悩みを、人知れず抱えながら過ごしている人も多いのです。
好奇心旺盛で新しいものに目がないHSS型HSPは、退屈を嫌い、冒険心があり、スリルを好む傾向も。その反面、飽きっぽく、仕事が長続きしないといった悩みも抱えがちです。
HSP本来の繊細な気質と刺激を追求するHSS型。相反する「静」と「動」が共存している複雑な状況を抱えているのがHSS型HSPです。
「アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる状態」と表現されることもあるように、人一倍消耗が激しく、矛盾を抱えて生きづらさを感じてしまう人も少なくありません。
また、突発的に行動し「熱しやすく冷めやすい」「飽きっぽい」という特性は、発達障害(ADHD)のようにも捉えられるため、発達障害だと思い込むことも。
しかし、HSS型HSPは発達障害のように空気を読めないということはなく、常に場の空気を敏感に察知し、立ち回りできる点や課題に対してミスなく高いパフォーマンスを発揮します。
活発に活動していたと思ったら急に電池が切れたように元気がなくなるので、HSPと同じようにしっかり休息をとることや一人の時間を大切にするなどの対策を講じる必要があります。
>>【徹底解説】HSS型HSPとは?!刺激を求めるけれど傷つきやすく繊細。生きづらさを解消する方法とは?
HSS型HSEの特徴と対処法
実はHSEには「HSS型HSE」というタイプが存在します。
HSSとは、前述したように「刺激追求型」。好奇心が強く、新しい体験や刺激を求めるタイプを指します。
「HSE」と「HSS型HSE」の違いは「刺激に対してポジティブかどうか」。
HSEの多くがこのHSS型であるといわれています。
HSPの4つのタイプの中でも、リーダーシップを発揮しやすく、人からも好かれやすいHSEは自分の裁量で人を選んだり指示を出したり、人からの依頼を受けたりする仕事が適しています。
HSS型HSEの抱えがちな悩みとしては、人との関わりと共に好奇心を発揮し、新しいことに挑戦する際に行動力を発揮するため「繊細さが伝わりにくい」という点です。
生きづらさを解消するには、刺激の軽減がポイント。
多すぎる刺激を避け、自分にちょうどよい加減を見つけることが大切です。
>>【徹底解説】HSS型HSEとは?強みの上手な活かし方や向いている仕事、HSS型HSPとの違いも!
HSP診断をセルフチェックテストしてみよう
ここまでで、「HSP」といっても、いろいろなタイプがあることがわかりましたよね!
そこで気になるのが「自分は一体どのタイプなんだろう?」ということ。
もこもこブログでは、61問の質問に解答することで自分の「HSPのタイプ」がわかる診断チャートをご用意しました!
まずは自分が「HSPに当てはまるのか」そして「内向的なのか外向的なのか」「刺激追求型なのかそうではないのか」それぞれの視点から自分のHSP度が分かります。
>>【5分でHSP診断】HSP気質か簡単セルフチェック!自分の繊細さがわかる
なお、12歳以下の子どもの場合は「HSC(Highly Sensitive Child:ハイリー・センシティブ・チャイルド)」と呼ばれ、「ひといちばい敏感な子ども」という概念です。
HSPあるある
HSPという言葉が少しずつ認知されるようになると、HSP特有の気質をわかりやすく「あるある」でまとめて取り上げられるケースを見かけるようになりました。
- 五感が鋭いので、大きな音に驚いたり、他の人よりも音量をうるさく感じてしまう
- 相手の感情が直感的にわかるので、相手の機嫌が悪いことも敏感に察知してしまう
- 一人になれる時間がないと辛くなってしまう
- 自分を肯定することが苦手・自己肯定感が低い
- ちょっとしたことで落ち込んで一人反省会…
思い当たる節はありませんか?
日頃からさまざまな刺激を受け取って、知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまうHSP。共感性が高く、感受性が強いので、その感情を自分の中で処理して気持ちを落ち着けるために涙を流しやすいのです。
他にも「仕事での”あるある”」「学校での”あるある”」「恋愛での”あるある”」など、HSPならではの”あるある”エピソードは「自分だけじゃないんだな」と安心できたりもしますよね。
>>HSP「あるある」で自分の取扱い方を理解して生きづらさをなくそう!
HSPの仕事が続かない
HSPでよく聞くお悩みのひとつが「仕事が続かない」というもの。
HSPは、人一倍敏感で繊細、感受性が豊かなので、職場環境によっては「仕事が辛い…」と感じやすい傾向にあります。そして、限界ギリギリまで頑張ってしまった結果「もう無理…」と仕事を辞めることになるのです。
しかし、仕事が続かないと悩む人の多くは、本人の忍耐力が足りないということではありません。職場選びを間違えているだけだったりするのです。
HSPの特性を知り、長所を活かせる職場を選べば、のびのびと才能を発揮できます。
例えば、HSPには下記のような長所があります。
- 人の痛みが分かり寄り添うことができる
- 物事の細部にまで意識を向けることができる
- 感受性や想像力が豊かでクリエイティブ
「人の心や体を癒す仕事」「正確さが必要な仕事」「ものづくり・クリエイティブな仕事」など長所を活かせる仕事が向いています。
また、仕事の内容だけでなく職場環境や人間関係も働きやすさを左右する重要な要素です。
- 人の対立や衝突が絶えない
- 電話の音や話し声で騒がしい
- 行動を細かく監視される
- 人や環境の移動が激しい
- 長時間労働
このような職場環境は避けた方がよいでしょう。
>>HSPに向いている仕事・向いていない仕事は?特徴や選び方を解説【適職探し】
HSPおすすめ 本
「HSPについてもっと詳しく知りたい!」と思ったら、本を読んで学びたくなりますよね。
とはいえ「たくさんの書籍の中でどれを読んだらいいのかわからない…」という声も聞こえてきます。
「はじめての方におすすめしたい本」「落ち込んでいた心をラクにしてくれる本」「生きづらさを感じている人にぜひ読んで欲しい本」「自分のことがもっと好きになる本」というテーマごとにご紹介しています。
>>【厳選14冊】HSPに悩む人におすすめしたい本!HSPとの向き合い方が分かる本を紹介
まとめ
感受性が豊かで五感が優れているHSPは、さまざまなものを敏感に察知する特徴があります。そのため、
「どうして私はこんなに疲れやすいんだろう」
「どうして生きることが辛く感じてしまうんだろう」
「どうしてこんなに人の発言に振り回されてしまうんだろう」
と悩んでいる人も多いのです。
しかし、悩んでいたことの多くがHSPのもつ「気質」であることがわかれば、その対処法を身につけることで、生きづらさが軽減し、自分の強みを発揮しながら今よりもラクに過ごせるようになるのです。